日新運輸工業 SEOレポート(Paid Social除外版)— 2026年7月(1日〜24日)

作成日: 2026-07-27
対象サイト: nissin21.co.jp
前月対比: 2026年6月(1日〜30日)
データソース: GA4(プロパティ 347064834)/ Search Console(sc-domain:nissin21.co.jp)/ サイト実地調査(2026-07-27取得)
※本レポートはPaid Social(TikTok広告)を除外したマーケティング/SEO純粋評価版です。
※GSCはデータ確定遅延のため終端を3日前(7/24)としています。比較はすべて日次換算で行います。

1. サマリー(Paid Social除外)

指標 6月(30日) 7月(24日) 日次換算比較
セッション数 11,227 9,475 374/日 → 395/日 📈 +5.5%
アクティブユーザー 9,247 7,778 308/日 → 324/日 📈 +5.2%
ページビュー 16,045 13,306 535/日 → 554/日 📈 +3.7%
直帰率 41.9% 43.3% 1.4pt悪化 ⚠️
平均セッション時間 2分30秒 2分16秒 やや減少
SC クリック 4,093 3,065 136/日 → 128/日 📉 -6.4%
SC 表示 254,732 181,694 8,491/日 → 7,571/日 📉 -10.8%
SC CTR 1.61% 1.69% +0.08pt 改善 📈
SC 平均順位 7.75 7.49 0.26改善 📈
GA4 問い合わせ(送信総数) 67 35 2.23/日 → 1.46/日 -35%(※下記参照)
★CRM 有効リード(商談機会) 10 11 0.33/日 → 0.46/日 📈 +39%
★CRM 有効率 10% 18% 半年で最高 📈

💡 今月の要点

「順位・CTR・リードの質がそろって改善した月」でした。

  • 順位 7.75 → 7.49/CTR 1.61% → 1.69% と検索面の品質指標は改善。前月レポートで最優先課題(A-1)とした航空輸送クエリも復活しました。
  • GA4セッションは日次+5.5%。ただし増分の大半はDirect(+64%)であり、Organic Searchは日次 -2.0% と横這いです。
  • GA4上は「問い合わせ -35%」と出ますが、これは成果の悪化ではありません。 CRMの有効フラグ(=実際の商売対象)で見ると、有効リードは 10件 → 11件、日次+39%で半年で2番目の水準です。減ったのは営業アプローチ(売り込み)の無効リードで、68件 → 31件と半減しています(→ 第9章)。
  • 有効率は 10% → 18% と半年で最高。 集客の量ではなく質が改善した月と評価できます。
  • 副次的に、資料ダウンロード経由のリードは有効率75%と、通常の問い合わせフォーム(15%)の約5倍であることが判明しました。導線設計上の重要な発見です(→ 9-4)。
  • 【要注意】通関の「〜とは」系クエリが、平均順位1〜4位でもクリック0という状態になっています。AI Overview が検索結果上で回答を完結させているためで、解説型コンテンツへの新規投資は避けるべき局面に入りました(→ 第10章)。

2. 流入チャネル比較(Paid Social除外)

6月(30日)

チャネル セッション 日次 シェア
Organic Search 9,675 322.5 86.2%
Direct 1,281 42.7 11.4%
Referral 170 5.7 1.5%
AI Assistant 25 0.8 0.2%
その他(Unassigned等) 76 2.5 0.7%

7月(24日)

チャネル セッション 日次 シェア
Organic Search 7,585 316.0 80.1%
Direct 1,683 70.1 17.8%
Referral 140 5.8 1.5%
AI Assistant 29 1.2 0.3%
その他(Unassigned等) 38 1.6 0.4%

解釈:


3. Search Console 検索クエリ分析

3-1. 全体トレンド

指標 6月(30日) 7月(24日) 日次換算
クリック(合計) 4,093 3,065 136.4/日 → 127.7/日(-6.4%
表示(合計) 254,732 181,694 8,491/日 → 7,571/日(-10.8%
CTR 1.61% 1.69% +0.08pt
平均順位 7.75 7.49 0.26改善

表示回数は減ったが、順位とCTRは改善という形です。表示回数の減少は主に順位30位以降の「露出はするがクリックされない」クエリ群の縮小によるもので、質の面ではむしろ良化しています。ただしクリック総量が減っている点は事実として押さえる必要があります。

3-2. 前回レポートで指摘した改修対象クエリの追跡

クエリ 6月 7月 日次クリック 評価
クリック CTR 順位 クリック CTR 順位
航空輸送 メリット デメリット 2 1.27% 1.65 7 6.09% 1.43 0.07→0.29 +338% 復活
roro船 21 0.77% 5.32 26 1.70% 4.11 0.70→1.08 +55% ✅ 大幅改善
roro船とは 18 1.63% 3.34 22 2.55% 3.51 0.60→0.92 +53% ✅ CTR改善
平車 16 2.22% 3.52 18 3.32% 3.39 0.53→0.75 +41% ✅ 改善
保税とは 23 4.07% 2.65 16 4.28% 2.22 0.77→0.67 -13% ⚠️ 順位改善もクリック減
ポールトレーラー 20 1.58% 4.74 18 1.76% 5.48 0.67→0.75 +12% ⚠️ 順位低下
トラック 種類 12 1.21% 6.21 7 0.88% 5.90 0.40→0.29 -27% ⚠️ 順位改善もクリック減
通関料 値上げ 24 9.92% 5.73 10 7.04% 6.61 0.80→0.42 -48% ❌ 継続悪化
通関料金 値上げ 11 11.00% 4.92 9 14.75% 6.48 0.37→0.38 +2% → 横這い
トラックサイズ 一覧 11 2.74% 4.70 7 2.22% 4.45 0.37→0.29 -20% ⚠️ やや減

総評:


4. 上位ページ分析(Paid Social除外)

7月 人気ページ TOP 10(GA4セッション)

# ページ セッション ユーザー PV 日次
1 /(トップ) 879 724 1,192 36.6
2 /マルハナジャーナル/truck-type/ 711 631 750 29.6
3 /about_us/会社概要/ 625 522 780 26.0
4 /マルハナジャーナル/roro_ship/ 533 457 506 22.2
5 /cat_service/cat_logistics/区分1,2,3… 418 349 418 17.4
6 /マルハナジャーナル/export-weaker-yen/ 388 337 381 16.2
7 /マルハナジャーナル/wing-truck/ 338 264 305 14.1
8 /マルハナジャーナル/yunyushinkokukakaku-1/ 317 272 326 13.2
9 /cat_service/cat_logistics/通関業務料金改定のご案内/ 316 295 324 13.2
10 /about_us/拠点/ 292 226 288 12.2

主要ページの日次セッション変化(Paid Social除外)

ページ 6月 日次 7月 日次 変化
/マルハナジャーナル/truck-type/ 14.1 29.6 +110% 📈📈
/cat_service/…/通関業務料金改定のご案内/ 9.6 13.2 +38% 📈
/マルハナジャーナル/pole-trailer/ 6.3 8.4 +34% 📈
/マルハナジャーナル/roro_ship/ 17.3 22.2 +29% 📈
/マルハナジャーナル/export-weaker-yen/ 12.5 16.2 +29% 📈
/マルハナジャーナル/hozeiseido/ 6.9 8.2 +19% 📈
/cat_service/…/区分1,2,3…/ 16.9 17.4 +3%
/about_us/拠点/ 12.3 12.2 ±0%
/(トップ) 39.3 36.6 -7%
/マルハナジャーナル/sea-export-airplane-export/ 7.5 6.5 -14%
/about_us/会社概要/ 31.5 26.0 -17%
/マルハナジャーナル/yunyushinkokukakaku-1/ 15.9 13.2 -17%
/マルハナジャーナル/wing-truck/ 18.6 14.1 -24% 📉

解釈:


5. 内部リンク・導線の評価

直帰率が 41.9% → 43.3% と1.4pt悪化し、平均セッション時間も 2分30秒 → 2分16秒 と短縮しました。6月まで維持していた改善傾向が反転しています。

ただしこの悪化の大半はDirectチャネル(直帰率 65.7% → 71.4%、滞在 73秒 → 32.5秒)に起因します。Organic Search単体では直帰率 38.4% → 37.2%、滞在 161秒 → 158秒とほぼ維持されており、記事の読まれ方そのものは劣化していません。

内部リンク施策そのものは崩れていないと評価できます。ただし記事のランディングページ別コンバージョンは依然ほぼ0件(GA4:truck-type 632セッションでCV0、roro_ship 455セッションでCV0 等)であり、「回遊はするが商談に届かない」という構造は変わっていません。7月に有効リードの質が上がったのは、記事経由の改善ではなく問い合わせ母集団からノイズが減ったことによるものです(→ 第9章)。


6. 事業部別 検索クエリ分類分析

6-1. 6月 vs 7月 比較(GSCクエリ次元、日次換算)

カテゴリ 6月 7月 日次クリック変化
クリック シェア 日次 クリック シェア 日次
国内物流事業部 283 22.6% 9.43 310 29.7% 12.92 +37% 📈
海外物流・通関事業部 368 29.3% 12.27 284 27.2% 11.83 -3.6%
ブランド・企業名系 515 41.1% 17.17 366 35.1% 15.25 -11% ⚠️
その他 87 6.9% 2.90 83 8.0% 3.46 +19%
ドローン系 1 0.1% 0.03 0 0.0% 0.00
合計 1,254 100% 41.80 1,043 100% 43.46 +4.0%

※クエリ次元はプライバシー閾値による匿名化があるため、合計はサイト全体(4,093 / 3,065クリック)より小さくなります。構成比の把握に用いています。

6-2. 事業部別 解釈

事業部 現状 評価 課題
国内物流事業部 日次+37%、シェア22.6% → 29.7%。今月最大の伸び 好調 truck-type一極集中。特車申請・ウイング車の新規浮上を受け皿ページへ接続したい
海外物流・通関事業部 日次-3.6%。航空輸送は復活、保税は順位改善、通関料金は継続悪化 ⚠️ mixed 通関料金改定記事の鮮度更新が3か月未実施
ブランド・企業 日次-11%。3か月連続で漸減 ⚠️ 監視要 指名検索の母数減少。認知施策側の要因確認が必要
ドローン クリック0。ただし表示・順位は改善(→ 第7章) ⚠️ 途上 1ページ目に届いていない

注目点: 事業部の主従が入れ替わりました。5月・6月は海外物流・通関が国内物流を上回っていましたが、7月に初めて国内物流が逆転しています(12.92 vs 11.83 クリック/日)。前回レポートのB-1「ポールトレーラーの成功パターンを国内物流系に横展開」という方針が、結果として数字に出た形です。


7. ドローンページ修正の対応報告と数値変動

7-1. 実施内容と対応状況(2026-07-27 実地調査で反映を確認)

ドローンページ修正指示書_20260714.md に基づく修正のうち、優先度1・2(機体ラインナップ/国家資格・包括申請)は全て反映済みであることを、7月27日時点のページ実測で確認しました。

優先度 対応内容 対象 状況 実測での確認内容
1 機体ラインナップ更新(IBIS2追加・Skydio X10へ変更) 1-1, 2-1 完了 /drone/ に IBIS2 / Skydio X10 / SOTEN が各5箇所、/drone/画像動画 に各1箇所。旧「Skydio2+」は全ページ0件。meta descriptionも「国産機SOTEN・Skydio X10・IBIS2の3機体を使い分け」に更新済み
2 国家資格・包括申請の掲載 7-1, 7-2, 1-2 完了 /drone/安心安全な運航体制 に「一等無人航空機操縦士」「二等無人航空機操縦士」「包括申請」(2箇所)「酸素欠乏」「最低2名体制」を確認。/drone/ トップにも国家資格・包括申請・KDDI(スマートドローンパートナーズ)の記載を確認
5 赤外線→サーマル対応の明記、2名体制追記 2-2, 7-3 完了 /drone/画像動画 に「サーマル」記載あり。運航体制ページに2名体制の記述あり
6 表記統一(安全運航管理者/第三級陸上特殊無線技士) 0-2 完了 「安全運管理者」6箇所、「安全運行管理者」は0件。「第三級陸上特殊無線技士」も反映済み
3 点検ページ新設+トップからの導線 8, 1-3 未実装 https://nissin21.co.jp/drone/点検404/drone/ に「ドローン点検」の文字列0件(サービス一覧に未追加)
4 資料ダウンロードCTAの作成・全ページ設置 9 未実装 全ドローンページで「資料をダウンロード」の記載0件

ページ更新日(dateModified): /drone/ = 2026-07-22、/drone/画像動画 = 2026-07-17。指示書の対応記録(7/16〜7/17)と整合しています。

7-2. 修正後の数値変動

修正の反映が7/17前後のため、観測できているのは実質8日間(7/17〜7/24)です。以下は暫定値としてお読みください。

ドローン関連ページ全体(GSC)

期間 クリック 表示 日次クリック 日次表示
6月(30日) 17 1,520 0.57 50.7
7/1〜7/16(修正前・16日) 6 843 0.38 52.7
7/17〜7/24(修正後・8日) 2 379 0.25 47.4

/drone/ トップページ単体(GSC)

期間 クリック 表示 CTR 平均順位
6月 6 301 1.99% 4.21
7/1〜7/16(修正前) 2 172 1.16% 4.77
7/17〜7/24(修正後) 1 90 1.11% 4.29

ドローン関連ページ セッション(GA4)

期間 合計セッション 日次
6月(30日) 178 5.93
7/1〜7/16(修正前) 111 6.94
7/17〜7/24(修正後) 27 3.38

7-3. 数値変動の評価 — 「効果はまだ出ていない」が結論

修正後8日間では、流入・クリックの改善は観測されていません。むしろ微減しています。 ただし、これは施策が失敗したという意味ではなく、以下の3点で説明できます。

  1. 観測期間が8日と短すぎる。 Googleが再クロール・再評価を行い順位に反映されるまで通常2〜4週間かかります。/drone/ トップの平均順位は 4.77 → 4.29 と改善方向に動いており、これが唯一の初期シグナルです。
  2. 今回の修正は「事実の正確性と信頼性の是正」であり、新規の検索需要を取りに行く修正ではありません。 機体名の更新・国家資格の明示・包括申請の掲載は、ページに到達した見込み客の意思決定を後押しする性質のもので、順位や流入量を動かす設計にはなっていません。効果は「流入数」ではなく「問い合わせ率」に現れるべきものです。
  3. 流入を動かす施策(優先度3・4)が未実装。 検索需要を新規に獲得する /drone/点検 ページと、心理的ハードルの低い受け皿となる資料ダウンロードCTAが、いずれも未着手です。

7-4. 一方で、ドローンの検索需要そのものは明確に伸びている

サービスページではなく、マルハナジャーナルの新規記事2本が需要を拾い始めています。

記事 公開日 6月 7月
クリック/表示 順位 クリック/表示 順位
/マルハナジャーナル/drone_inspection/(ドローン点検とは?) 2026-06-08 3 / 397 28.67 4 / 512 18.97
/マルハナジャーナル/drone_merit/(ドローン点検のメリット) 2026-07-08 0 / 217 21.85(新規)

GA4セッションでも drone_inspection が 26 → 51セッション(+96%)、drone_merit が新規で26セッション。/drone/ 配下の減少分を、記事2本がほぼ丸ごと補っている構造です。

「ドローン点検」系クエリの順位が軒並み大幅改善しています:

クエリ 6月 表示/順位 7月 表示/順位 順位変化
ドローン 点検 41 / 46.10 113 / 35.78 +10.3 📈
ドローン点検 32 / 46.41 59 / 30.20 +16.2 📈📈
ドローン 点検 費用 メリット 18 / 45.39 45 / 11.67 +33.7 📈📈
ドローン操作 技術 点検 14 / 20.07 32 / 11.38 +8.7 📈
ドローン 点検 橋梁 メリット 18 / 64.78 14 / 21.14 +43.6 📈📈
ドローン点検とは 8 / 12.25 新規浮上

ただしクリックは全クエリで 0件です。 順位が11位〜36位に集中しており、検索結果1ページ目に1本も届いていないことが原因です。あと数ポジション押し上げれば、クリックが発生し始めるラインにあります。

7-5. ドローン施策に関する提言

構造的に、サイト全体と同じ問題がドローンでも再現しています — 「記事が需要を拾い、サービスページには届かない」。ただしドローンについては、両記事から /drone/ への内部リンクが各1本設置済みであることを確認しました。ここは既に手が打たれています。

その上で、次に効く順に3点。

優先度 施策 根拠
D-1 /drone/点検 ページの新設(指示書8章)+ /drone/ サービス一覧への追加(1-3) 「ドローン点検」系クエリで既に月200表示以上・順位11〜36位を獲得している。受け皿が記事しかない状態で、サービスページを立てれば商用意図の検索を直接受けられる。今月最も費用対効果が高い施策
D-2 既存記事2本の順位を1ページ目に押し上げる 「ドローン 点検 費用 メリット」11.67位、「ドローン点検とは」12.25位はあと2〜3ポジションで1ページ目。title/descriptionの調整と内部リンク追加で届く距離
D-3 資料ダウンロードCTAの設置(指示書9章) ★優先度を引き上げ 未実装。CRM分析により、資料DL経由リードの有効率が75%(通常フォームの約5倍)と判明(→ 9-4)。B2B・高単価で検討期間が長いドローンとは特に相性が良い。方式は既存サイトの慣習に合わせBパターン(フォーム経由)を推奨(【要確認8】の結論どおり)

8. AI検索(GEO/AEO)の状況

7/24付の「SEO/GEOレビュー」で課題6として挙げた領域について、初期の動きが出ています。

指標 6月 7月(24日) 日次比較
AI Assistant セッション 25 29 0.83/日 → 1.21/日(+45%) 📈
AI Assistant 経由 CV 0 1 初のCV発生(ChatGPT経由)
平均滞在時間 78秒 185秒 +137% 📈
直帰率 60.0% 37.9% 22pt改善 📈

AI経由の訪問は、母数は小さいものの質が明確に高い(滞在185秒はOrganic Searchの158秒を上回る)ことが数字で確認できました。7/24レビューのL1(構造化データ拡充・llms.txt設置)を、Later ではなくNextに前倒しする根拠になります。

内訳(7月): ChatGPT 12 / Gemini 9 / Copilot 5 / Claude 2 / Perplexity 1


9. ⭐ 問い合わせの「質」— CRM有効フラグによる本評価

本章が今月のレポートで最も重要です。結論から申し上げると、GA4上の「問い合わせ-35%」は見かけであり、実際の商談機会は減っていません。むしろ増えています。

9-0. 評価の前提 — 有効フラグで見る

Zoho CRMの見込み客には「有効フラグ」(field9があり、フラグが立っているものが実際の商売対象です。立っていないものは営業アプローチ(当社への売り込み)である可能性が非常に高いため、本評価はフラグが立っているものを対象とします。

前提として確認できた運用実態:

9-1. 結論:有効リードは7月が半年で最高水準

Leads全体 有効リード 日次 有効率 有効かつWeb問合せ
2026-02 158 13 0.46 8% 11
2026-03 108 8 0.26 7% 6
2026-04 107 15 0.50 14% 15
2026-05 92 12 0.39 13% 11
2026-06 99 10 0.33 10% 10
2026-07(24日) 62 11 0.46 📈 18% 📈 9

判定:

  1. 有効リードは 0.33/日 → 0.46/日 で +39%。 4月(0.50/日)に次ぐ半年で2番目の水準であり、2〜6月平均 0.387/日 と比べても +18% です。
  2. 有効率が 10% → 18% と大幅に改善し、半年で最高。Webからの問合せ に限れば 13% → 23% で、こちらも半年で最高です。
  3. 減ったのは無効リード(営業アプローチ)です。 89件 → 51件。Leads全体の減少 -37件のうち、-38件が無効分。有効リードは逆に+1件です。

9-2. したがって、GA4の「-35%」は成果指標として読んではいけない

指標 6月 7月(24日) 日次変化 意味
GA4「問い合わせ」 67 35 -35% フォーム送信総数。営業売り込みを含む
CRM Webからの問合せ(全件) 78 40 -36% 同上。GA4と整合(捕捉率 86%→88%で安定)
CRM 有効リード 10 11 +39% 実際の商談機会。これが成果指標

GA4のキーイベント「問い合わせ」は、そのままでは営業成果の指標になりません。 有効率が月によって 7〜23% と3倍以上変動するためです。今後は本レポートでもCRMの有効リード数を主指標として扱います。

なおGA4の計測自体は正常です。CRM実件数に対する捕捉率が 85.9% → 87.5% と安定しており、7月に計測が壊れた形跡はありません。差分の約13%は広告ブロッカー・同意拒否・電話問い合わせによるもので、B2Bサイトとして妥当な水準です。

9-3. 7月の有効リード11社(実績)

日付 流入元 企業名
7/01 Webからの問合せ ハイタッチ・マーケティング有限責任事業組合
7/01 Webからの資料ダウンロード 株式会社クロスリンク
7/02 Webからの資料ダウンロード デュコジャパン株式会社
7/07 Webからの問合せ 株式会社グリークス
7/08 Webからの問合せ WMC株式会社
7/10 Webからの問合せ 株式会社メモス
7/13 Webからの問合せ 株式会社新日本産業
7/17 Webからの問合せ Hopejets Consulting Japan株式会社
7/21 Webからの問合せ 万田発酵株式会社
7/21 Webからの問合せ 株式会社LAIS
7/24 Webからの問合せ 東陽倉庫株式会社

注目点: 食品メーカー(万田発酵)・物流事業者(東陽倉庫)・海外系(Hopejets Consulting Japan)が含まれており、食品輸出・国際物流の記事群が想定どおりのターゲットを引き込めていることがうかがえます。

9-4. 【重要】資料ダウンロードは有効率が突出して高い

Lead_Source 半年(2〜7月)の有効率
Webからの資料ダウンロード 8件中6件 = 75%
Webからの問合せ 427件中62件 = 15%
WebSite Visit 71件中1件 = 1%
(未設定)(手入力・インポート) 119件中0件 = 0%

資料ダウンロードは、通常の問い合わせフォームの約5倍の有効率です。母数はまだ8件と小さいものの、7月は2件とも有効でした。

これは第7章のドローン施策 D-3(資料ダウンロードCTAの設置)を強く後押しする実データです。 「問い合わせより心理的ハードルが低い導線」という当初の狙いに加えて、取れるリードの質自体が高いことが確認できました。ドローンに限らず、全社的に資料DL導線を増やす価値があります。

9-5. 一方で、Leads全体の-37%は何だったのか

Lead_Source 6月 有効/無効 7月 有効/無効 備考
Webからの問合せ 10 / 68 9 / 31 無効が-37件。ノイズが大きく減った
(未設定) 0 / 5 0 / 17 名刺入力・リストインポート。Web施策の対象外
WebSite Visit 0 / 16 0 / 3 別ツール由来。有効実績ほぼなし
Webからの資料ダウンロード 0 / 0 2 / 0 新規発生。2件とも有効

「Webからの問合せ」の無効分が 68件 → 31件へ半減しています。営業売り込みの流入が減ったことになりますが、原因が施策によるものか外部要因かは特定できていません。

ご確認事項: 7月にフォーム周りで何か設定変更をされていましたら、定例の場でお教えください。効果が確認できれば、意図的に維持すべき施策になります。

9-6. 併せて残っている計測課題(7/24レビューからの繰り越し)


10. 【ご提案】通関領域の受け皿設計 — 「通関代行」ピラーページ構想への回答

ご相談いただいた「『通関代行』に対応するピラーページ」について、実データで検証した結果をご報告します。

10-1. 結論:「通関代行」単体を軸にしたピラーページは推奨しません

ただし「通関の受け皿を作る」という問題意識自体は正しく、軸をずらせば投資価値があります。

キーワード 月間検索数 SEO難易度 現状(直近90日)
通関代行 70 41 49表示 / 0クリック / 22.6位
通関代行 会社 41表示 / 0クリック / 13.3位
通関業者 1,000 37 168表示 / 0クリック / 10.5位
通関 依頼 10 24 表示なし

「通関代行」は月70検索です。仮に1位を獲得しCTR30%でも月20クリックにとどまり、ピラーページの制作工数に見合いません。

10-2.【重要】通関の「解説系」は、上位でもクリックされなくなっている

本提案で最も重要な発見です。 直近90日(2026-04-26〜07-24)の実データ:

クエリ 表示 平均順位 クリック CTR
通関委任状 179 1.3位 0 0.0%
通関書類とは 292 3.5位 0 0.0%
通関検査とは 148 3.8位 0 0.0%
通関作業とは 2,226 4.5位 3 0.1%
通関作業 830 4.0位 0 0.0%
輸出通関とは 157 6.4位 0 0.0%

平均順位1.3位で0クリックという状態が発生しています。AI Overview が検索結果上で回答を完結させており、サイトへの流入が起きていません。

一方、クリックが発生しているクエリは性質がまったく異なります:

クエリ 表示 平均順位 クリック CTR
通関料 値上げ 565 5.3位 66 11.7%
通関料金 値上げ 227 5.0位 33 14.5%
通関料 改定 75 4.3位 17 22.7%
通関料値上げ 131 5.0位 19 14.5%
輸出通関 流れ 47 2.0位 6 12.8%
輸入通関 必要書類 91 3.3位 7 7.7%

境目は明確です。

ピラーページは通常「網羅的な解説コンテンツ」になります。それはまさにゼロクリック領域に正面から投資することを意味します。これが推奨しない最大の理由です。

補足: 「フォワーダー」(月6,600)「乙仲」(月1,900)はボリュームこそ大きいものの、いずれも用語解説意図のため同じ罠に該当する可能性が高く、ボリュームの大きさでキーワードを選ばないことを推奨します。

10-3. 既存記事とのカニバリが未解消

「通関代行」「通関業者」のいずれも、実際に検索結果に出ているのはサービスページではなく解説記事です。

クエリ 表示されているURL 表示 平均順位
通関業者 /マルハナジャーナル/通関業者は輸出・輸入手続きを代行してくれる業/ 139 11.5位
通関業者 /(トップ) 29 6.9位
通関業者 /logistics/通関-国際物流・通関/(サービスページ) 圏外
通関代行 /マルハナジャーナル/通関業者は輸出・輸入手続きを代行してくれる業/ 49 22.6位

売り物のページが出ておらず、解説記事が前に出ています。ここにピラーページを追加すると三つ巴になり、状況が悪化します。

10-4. 推奨する打ち手(優先順)

# 施策 内容 工数
K-1 既存カニバリの解消 記事は定義解説に徹してサービスページへ送客。サービスページを「通関業者」の正規の受け皿にする。新規制作なしで、既にある168表示・912表示を売り物のページへ寄せられる
K-2 地名×通関のクラスター新設 拠点ごとの受け皿ページ(→ 10-5で詳述)
K-3 意思決定コンテンツへの転換 軸を「通関代行とは」ではなく「通関業者の選び方・費用相場・切り替え」に置く。AI Overviewが答えられないのは一次情報。AEO認定・通関士19名・福岡空港自社通関・4拠点・実際の料金改定情報が武器になる(「通関料 値上げ」がCTR11.7%を出せているのは、まさに自社の一次情報だから)
K-4 資料ダウンロード導線の設置 各ページに設置。有効率75%(通常フォームの約5倍、→ 9-4)

10-5. 地名×通関クラスターの詳細

現状、これらのクエリでは表示すら獲得できていません(直近90日で表示ゼロ)。 完全な未開拓領域です。

キーワード 月間検索数 SEO難易度 CPC 拠点 優先度
通関業者 大阪 50 26 $4.40 大阪港 A
神戸 通関業者 40 18 神戸港 A
通関業者 横浜 40 21 $4.65 横浜港 A
通関業者 福岡 30 25 $3.94 博多港・福岡空港 A(軸)
通関業者 東京 30 28 $5.68 東京港 B
福岡 通関 20 25 $0.32 同上 B(福岡ページに統合)
門司港 通関 10 20 門司港 C(既存ページ内の節で可)
下関 通関 10 18 下関港 C(同上)
博多港 通関 0 17 博多港 単独ページ不要
合計 約230

この表の読み方 — 正直な評価:

  1. 個々は小さい(月10〜50)。 クラスター全体で月230検索であり、「通関代行」(70)の約3.3倍にはなりますが、絶対量としては小さいことは率直に申し上げます。
  2. しかし難易度が明確に低い。 SD 18〜28 で、「通関代行」41・「通関業者」37 と比べて取りやすい。競合が事業会社中心で、公的機関の業者一覧に占有されていません。
  3. 商用意図が非常に濃い。 大阪 $4.40 / 横浜 $4.65 / 東京 $5.68 と、広告主が1クリック600〜900円を払う水準です。「いま業者を探している人」のクエリである裏付けになります。
  4. AI Overview に食われにくい。 ローカル意図は「どの業者に頼むか」であり、10-2で見た定義系のゼロクリック現象が起きにくい領域です。

推奨する進め方:

各ページに必ず入れる要素(AI Overviewに代替されない一次情報):

10-6. 期待値と留意点

項目 試算
クラスター全体の月間検索数 約230
上位3位以内を獲得した場合のCTR 約25%
想定クリック 月 約58
商用意図ページのCVR(想定) 3〜5%
想定される有効リード増 月 +2〜3件

現状の有効リードが月10〜15件(→ 第9章)ですので、+20〜30% の上積みに相当します。

留意点(正直に申し上げます):


11. 結論と次のアクション

✅ 効果が出ている施策

  1. 国内物流事業部が事業部別クリックで初の首位。 日次+37%、シェア22.6% → 29.7%。前回B-1「ポールトレーラーの成功パターンの横展開」が数字に出ました。
  2. truck-type記事が単独首位に。 GA4セッション日次+110%、GSCクリック日次+63%。ロングテール(大型トラック 寸法/トラック サイズ 一覧 等)の裾野拡大が寄与。
  3. 前回最優先課題A-1「航空輸送」が復活。 「航空輸送 メリット デメリット」が順位1.43・CTR 6.09%で上位に戻りました。
  4. A-2「保税とは」も順位2.65 → 2.22と1位圏に接近。
  5. 検索面の品質指標が全体的に改善。 平均順位 7.75 → 7.49、CTR 1.61% → 1.69%。
  6. ドローンページの修正(優先度1・2)が全て反映済み。 機体ラインナップ・国家資格・包括申請・表記統一を実測で確認。
  7. AI検索経由が伸長し、初のCVが発生。 滞在時間185秒とOrganicを上回る質。
  8. ★リードの質が半年で最高。 CRM有効リード 日次+39%、有効率 10% → 18%。営業アプローチ(無効リード)が68件 → 31件と半減し、商談機会だけが残った構造です。
  9. ★資料ダウンロード導線の有効率75%を確認。 通常の問い合わせフォーム(15%)の約5倍。全社展開の価値がある発見です。

⚠️ 要対応の項目

  1. 有効率が改善した要因の特定(10% → 18%)。7月にフォーム周りの設定変更(reCAPTCHA・スパムフィルタ等)があれば、それが奏功した可能性があり、意図的に維持すべき施策になります。変更がない場合は外部要因の可能性があるため、8月も継続追跡が必要です(→ 9-5)。
  2. 通関料金改定記事の継続悪化(3か月連続で順位低下)。前回A-3の「2026年最新版化」が未実施の可能性。
  3. wing-truck記事の反転(日次-24%)。6月は+30%だった記事で、唯一勝ち筋が続かなかった。
  4. ドローン優先度3・4が未実装/drone/点検 ページと資料DL CTA。検索需要は既にあり(月200表示超)、受け皿がない状態
  5. ブランド検索の3か月連続漸減(日次-11%)。認知施策側の要因確認。
  6. Direct流入の質の低下(直帰率71%、滞在32秒)。Paid Social縮小との関連を含め、実訪問かの確認。

📋 推奨アクション

優先度 事業部 アクション 期限
S-1 全社 実受信件数との突合 → 完了(第9章)。有効リードは+39%と判明。以下は「質」を伸ばす施策に注力 ✅ 完了
S-2 全社 【最重要・新規】資料ダウンロード導線の全社展開。有効率75%(通常フォームの約5倍)。主要サービスページと上位記事に資料DL CTAを設置 8/15
S-3 全社 7月の有効率改善(10%→18%)の要因確認。フォーム設定変更の有無を棚卸しし、効果があれば維持・横展開 8/1
D-3 ドローン 資料ダウンロードCTAの設置(指示書9章)。S-2の根拠により優先度を大幅に引き上げ。Bパターン(フォーム経由)で実施 8/15
D-1 ドローン /drone/点検 ページ新設 + /drone/ サービス一覧への追加(指示書8章・1-3)。既に月200表示超の需要あり 8/15
K-1 海外物流・通関 【新規・最優先】通関のカニバリ解消(→ 10-3・10-4)。記事を定義解説に徹させ、サービスページを「通関業者」の正規の受け皿にする。新規制作なしで既存の表示を売り物のページへ寄せられる 8/8
A-3 海外物流・通関 通関料金改定記事の鮮度更新(更新日明示・2026年最新版化)。3か月継続の悪化を止める。CVR9.7%の通関系への接続を回復 8/8
K-2 海外物流・通関 地名×通関クラスターの新設(→ 10-5)。福岡を軸に大阪・神戸・横浜を展開。下関・門司港・博多港は単独ページ不要 9/12
K-3 海外物流・通関 通関コンテンツを「選び方・費用相場・切り替え」の意思決定型へ転換(→ 10-4)。定義解説系はゼロクリック化しているため新規投資しない 9/26
B-3 全社 記事→サービスページの導線設置(7/24レビュー N1)。上位30記事にCTA・文脈内リンク 8/29
D-2 ドローン ドローン記事2本のtitle/description調整+内部リンク追加で1ページ目押し上げ(現在11〜12位) 8/15
B-1 国内物流 truck-typeの成功パターンを「特車申請」「ウイング車」(新規上位浮上)に横展開。受け皿となるサービス導線・資料DLとセットで実施 8/22
B-2 全社 wing-truck記事の順位低下要因の調査(競合SERP確認・内容更新) 8/15
B-4 全社 GA4のキーイベントを「有効リード」に近づける設計の検討(資料DLと問い合わせの分離計測など)。現状はGA4単体で質を判別できない 8/29
D-3 ドローン 資料ダウンロードCTAの作成・全ドローンページ設置(Bパターン=フォーム経由) 8/29
C-1 全社 AI検索対応の前倒し(OrganizationServiceFAQPage 構造化データ、llms.txt)。AI経由は質が高く初CVも発生 9/12
C-2 全社 (not set) 683セッションの原因調査、電話タップ計測の追加、モバイルCV導線改善 8/29

本レポートは 2026-06-23 SEOレポート、2026-07-24 SEO/GEOレビュー、および 2026-07-14 ドローンページ修正指示書の対応状況レビューを含みます。 Paid Socialを除外することで、純粋なSEO/マーケティング施策の効果を評価しています。 GSCはデータ確定遅延のため 7/24 を終端とし、期間長が異なる(30日 vs 24日)ため比較はすべて日次換算で行っています。